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ワークショップ A |
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参加者の方々 |
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【要約】
本ワークショップは25名の参加で、鹿児島JICA国際協力推進委員の丸野氏をファシリテーターにして行われた。
まずは、アイスブレーキング。国旗を使った活動で導入部分を構成する。参加者全員の背中に全て別国の国旗を貼る。そして、お互いに質問をしあって、自分の国旗の国名を推理するというものである。質問は、はい・いいえ、で答えなければならない形でなくてはならない。各自、5分間、活動を行う。自分の国がわかった人もいれば、わからない人もいる。三名の人にインタビューする。ニュージーランド、ケニア、キリバス、という国であった。特に、キリバスという国に関しては、参加者全員、初耳ということで、若干の説明がされた。また、この時に、その国旗によって大陸別にグループをつくることになった。
次に本ワークショップのメインに移る。バーンガという名前のゲーム的な活動だと紹介された。まず、各グループにトランプが配られる。各グループに親をつくってもらう。そして、注意事項が一つ、「一切の発言をしないこと」。最後にルールが書いてあるものをよんでもらう。各自配られた手札を一ターンに一枚だし、一番強いカードを出した人が勝ちというルール。実際にゲームをしてもらう。これを数回繰り返す。丸野氏は早く終わるように、各グループに指示。各グループは一生懸命に早く終わるようにがんばる。(丸野氏は一番のグループには賞品を用意しおり、それがまた活動を活発にさせていた)。
数回繰り返した後、一番勝った人、一番負けた人はグループへ移動する。そして、ゲームが始まる。数名の不思議そうな表情。
ここで、話してもいいという指示がでる。そこで、数名にインタビューがある。実はテーブル毎にルールが違っていたのであった。そこで振り返りが始まる。要は、違うルールの中に身を置いたとき、どう考え、どう行動するか、を疑似体験してもらおう、という事であった。異文化の疑似体験ともいえる。その際、丸野氏のカンボジアでの体験や聾唖者の方との交流なども話される。その後、参加者の異文化体験の話が出た。転校した時の事。カナダでの体験。スイスでの体験。進学先の事。アメリカ旅行。カルピスの濃度。
最後のまとめ。
丸野氏の言葉「今、国の問題から、ほんとにちょっとした身近なところまで、このゲームのですね、こう違和感とか、違和感を感じている人に対して自分がどうするのか、で、それをどうやって乗り越えるのかとかですね。このゲームにはですね、たくさんの要素が含まれていると思います」。国際異文化の場での活動の意義を問いかけて、本ワークショップは終わる。
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