開式のことば
大会副会長(熊本県立玉名高等学校教頭)岡村修二
主催者あいさつ
大会副会長(宮崎県立小林高等学校教頭)木許恭三郎
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主催者あいさつ(大会副会長) |
「2日間の大会いかがでしたでしょうか。まずは昨日来ていただきました来賓の皆様方、昨日と今日にわたりまして講演を続けてくださいました講師の方々、それからパネリストの方々、本当にいろんなご示唆をいただきましてありがとうございました。それから北は北海道から南は沖縄、全国至る所からこの会に来ていただきました各先生方、いろんな団体の方々、多く来ていただきましてこの会が盛大に終わることができることをたいへんうれしく思っております。
昨日の講演や研究発表などの中で色々感じたことがあります。興梠先生の話の中にもありましたように知識値と言いますか、ボランティアをする中で学んでいく。そのことが今アメリカとかイギリスとかそういうところでは教育課程の中にも入ってきています。その辺がまだ日本では遅れているのではないかという示唆もあります。高等学校に私もおりますけれども、そういうところからしますと今後新しい視点からと思っております。やはり一番大事な部分と言いますのはそれぞれの高校生なり、あるいは我々なりが実践をすることだろうと思います。実は私7月にUNESCOの関係で宮崎の高校生24名を連れて韓国のソウルの方に行ってきたのですが、そのときにディオン外国語高校の生徒と生徒たちは4泊5日の中のわずか1泊2日だけのホームステイをしたのですが、それで帰ってきて別れるとき、昼食をとった後に別れるのですが、その1対1の生徒たちがなかなか別れないのです。中には泣き出す子もいます。そしてホテルに来たときに夜にもう一回会いたいからとホテルまで訪ねてくる韓国の生徒もいました。ちょうど今回韓国の先生も3名いらしてますけども、感受性の強い高校生が、我々大人からみたらわずか1泊でという感じがするのですが、そのような光景を見ます。一緒についていただいた韓国のガイドさんが「この子たちは決してこれからお互いに戦争はしないでしょう。」と。実際、我々が行ったときには韓国の戦争博物館も見て、そこの色々な日本との関係をみて生徒たちも色々感じた部分があるわけですけども、しかしこの生徒たちは今後絶対、少なくともこの2国間では戦争はしないだろう。確かにそうだろうと思います。日本のNPO、NGOにつきましても最近特に盛んになってきております。このような世代をこれから我々が育てていけばあるいは本当は我々自身も率先してやらなくてはいけないのでしょうけども、そういうことをふまえまして、特に今回関連していただいた方は本当に世界にまたがって活躍していらっしゃいます。わずかな時間でして、なかなか十分聞けなかった部分もあったのですが、これを機会にこの全国方集まっていらっしゃる方々、いろんな部分でネットワークができたと思います。これを更に生かしてもらっていろんな場面でお忙しい中ですけれども、来ていただいて講演していただくとか、あるいは自分の活動の中でまたいろいろ御指導願う、そういうことのきっかけにもなればこの会が有意義だったと思えるのではないかと思います。今回は御協力本当にありがとうございました。
次期開催県あいさつ
神奈川県会長(神奈川県立白山高等学校校長)野村 武氏
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次期開催県あいさつ(神奈川県会長) |
「昨日から今日と2日間にわたって第40回の全国の国際研の大会に参加させていただきまして、来年の開催を担当します神奈川県としましては、大変大きなお土産、それから緊張感をもって帰ることになります。九州全体で熊本を軸にして長い時間をかけて準備をされてきた結果が、この2日間、本当に大きな形で内容ある大会として実を結んだと考えております。さて、神奈川県の場合、これは全国も同様だと思うのですが、ただ今、教育改革ということで、特に高等学校においては非常に改革のうねりが進行しております。神奈川県の場合は少子化の動き、財政的な問題、そういういろんな大きな課題を背負いながら新しいタイプの学校が今年5校、来年9校できます。その学校の中で、どの学校も打ち出しているのが国際という分野の系列の分野です。これまでの学年進行あるいはクラスでもって高等学校の生活を送っている生徒達がクラスとか学年とかそういった枠を取り払ってそしてそれぞれの目標・課題をもって3年間の高校生活を送っていく。その中の1つの視点として国際ということを打ち出しております。私の勤務しております白山高校も2年前に国際教養コースというものを立ち上げまして、海外の姉妹校との交流を行っております。昨年は東京大会で本校の教員が韓国への修学旅行の発表をさせていただきました。昨年の10月に2年生全員が行きまして、全員が1泊ホームステイをしたと、そういう非常に大きな経験をしまして、生徒のほとんどの者が韓国に行ってよかったと、言葉はまだまだ使えない、分からないけれども非常に大きな得るものは得て帰ってきました。そういうような神奈川県の現在おかれている問題点、そういうものを私ども帰りまして吟味しながら来年の神奈川大会のテーマ、それから内容を決めていきたいと考えています。神奈川県といいますと自然、歴史、新しい都市作り、そういった面で非常に多様な内容をもった県でございます。面積としては小さな県ではございますが全国のいろんなところから集まって活躍されている方が大勢ございます。そういうような神奈川県の特色を生かした形で大会を考えていきたいというふうに考えております。現在のところ、開催都市としましては横浜市を考えております。やはり横浜と言いますと、新しい文明発祥、近代文明が日本に入ってきたその入口であり、現在も中心になっている町であります。横浜市の横浜港に面した山下公園のすぐ近くのところのメルパルクという会場を現在確保してございます。期日といたしましては来年16年8月19日(木)・20日(金)、この2日間で用意させていただいております。土・日を後に控えておりますが、ぜひ、横浜のあるいは神奈川のいろんなところを見ていただきたいなとそういう気持ちもありまして設定させていただきました。昨年は神奈川県で全国の総合文化祭が開かれまして、しかもワールドカップということもありまして大変盛り上がり、また熱い1年になりましたが、今年はまた熊本、熱い夏を体験させていただきました。来年また神奈川で燃え上がりたいと思います。ぜひ全国から大勢の皆さんのおいでをお待ち申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。」
閉式のことば
大会副会長(熊本県立玉名高等学校教頭)岡村修二
諸連絡 大会事務局
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